店主のおすすめ・こだわりの1冊シリーズ④
世界名作「家なき子」三宅房子編
黎明社 昭和25年9月15日発行
縦183mm×横134mm×厚み18mm
状態:経年劣化によるイタミ、ヤケ、シミ、反り、ワレあり 丁寧に扱わないとばらけそうな状態
【店主感想】
フランスの作家・マロによる児童文学作品(1878年作)
日本でも100年前くらいから現在まで訳され続け読まれているので、誰もが一度は耳にしたタイトル(ドラマの家なき子のほうではないので念のため)
児童文学としての感想はここでは置いといて、今回の出品の理由はこの本の状態と味わいをお知らせしたいため
昭和25年の出版物なので、すでに73年が経過し相応の経年劣化をきたしているのが難点のように思えるが、視点を変えればこれほどの古ぼけ方がむしろ味わいとなっているのが不思議
ボロボロでも愛おしい そんな風情をたたえたこの小さな児童書を部屋に置いてみたら、レトロ感を醸し出していい気分になれるかもしれない
ただそうは言っても本は反り返りヤケでまっ茶色、ワレもあり本の体裁をかろうじて保っている状態
それでも愛してくれる方に買っていただきたい
店主おすすめの一冊